LOVE〜強さに隠した涙〜



「大丈夫っスか?」
「新田のせいで死にそう…」
無理矢理起こされた事を根に持っているのか、嫌みっぽく言う。
いや、完全な嫌味だ。
藤井は、「ハハ…」と苦く笑う。


外に出ると、既に車があった。
駿を後部座席に座らせると、新田は運転席に、藤井は駿の隣に座った。
アクセルが踏まれると、車がゆっくりと前進していく。





15分程車を走らせると、真っ白な建物が見えた。
入り口付近に車を停車させ、駿と藤井を降ろし、新田は車を駐車場に停めた。
新田と藤井の肩を借りて、病院内へ入って行った。