LOVE〜強さに隠した涙〜




      *  *  *


『なぁ…』
話があるからと、俺は望夢と一緒に外に出た。

『これ、どう言う事だよ』
「は?」
唐突すぎる質問に、俺は戸惑った。

「な、何が…」
『お前が、何でここに居んの?』
「何でって…俺、龍蛇メンバーだもん」
『何だよ、その龍蛇って』
「族の名前」
『族?駿さんと龍蛇ってのに、何の関係があんだよ』
「総長だよ。駿さんは龍蛇14代目総長、通称"不死鳥の龍"」
『不死鳥の龍…?』
「あぁ。どんなにやられても、何度だって立ち上がる。さっきも見たろ?ナイフで刺されようが、病院抜け出してでも戦う」
『何のために』
「さぁな?」
『………』
少しの沈黙の後、佐野が話し始めた。
「龍蛇の奴らはさ、家族が居ねんだよ。捨て子だった奴とか、行く場所ねぇ奴の集まり」
『……………』
「俺の場合は、駿さんに強引に入れられたんだけどな(笑)」
『そっか』
「なんならさ、望夢も入んねぇか?」
『は?』
「楽しいぜ?」
『アタシは良い』
「ノリ悪ぃなー(´-ε-`)仲間がいた方が絶対楽しいって♪」
『楽しい事なんてなんもねーよ。1人でいた方が楽だ』
「んな、寂しいこと言うなよぉ!」
『うぜぇよ!アタシは仲間とか嫌いなんだよ…!』