* * *
「大丈夫っスか…?」
「おぉ…悪ぃ」
「いえ」
新田の肩を借り、ようやく事務所に着いた駿。
下っ端達は、綺麗に一列に並んで、頭を下げている。
「イッテ…」
腹を押さえ、顔を歪めた。傷口が少し開いていた。
包帯が赤く染まってゆく…。
"龍蛇14代目総長 織田駿"
と、刺繍がされた特効服を脱ぎ横になった。
「駿さん、病院戻りましょう」
「嫌だ♪」
新田は言うが、駿は拒否。
「駿さん!遊んでる場合じゃないんスよ!」
真剣に言ってみても…
「だって…暇なんだもん!」
と、子供のように駄々をこねる。
「子供じゃないんですから…」
溜め息を吐き、近くの椅子に座った。
