ガチャと音を立て、手錠が外された。その瞬間…………
「うっ!!」
男の呻き声と共に、バタッと人の倒れる音がした。
その犯人は、勿論望夢で…。
『あぁ〜やっと楽になった♪』
と、手首を回しながら、駿の居る場所へ歩いて行った。
「俺のお陰だろ?」
自慢気に言う駿。
『今回だけな!助かった。ありがと、駿さん』
素直に礼を言った。
「おう♪」
嬉しそうな駿。
その後ろで、砂まみれの顔でポカーンと口を開けて突っ立ってる奴がいた。
さっきまで、頭を下げていた佐野だ。
そんな佐野に気付いた駿は、
「どした、友哉?」
不思議そうに顔を覗く。
「えっあぁ…いや…」
「何だよ、ハッキリしねぇな」
「スイマセン…」
「まぁ、話は後だ。まずはコイツ等をどうにかしねぇと…」
駿は、西條組の方に向き直った。
そして………………
