佐野…、急いでどこに行ったんだ? 屋上で煙草をふかしていた望夢は、佐野と朝見た男が猛ダッシュで校門を飛び出して行ったのを目撃していた。 気にはなったが、相当焦っていたので、連絡するのは控えた。 しかし、数十分後、佐野から電話があった。 向こう側が、騒がしくて良く聞き取れなかったが、ある言葉だけはしっかりと、耳に届いた。 《駿さんが、やられた…》