LOVE〜強さに隠した涙〜



「あの糞っ垂れ!」
終話ボタンを押すなり、友哉の悪口を漏らす。

「どうしたんスか?駿さん」
「いや…何でも」
「また、友哉ですか…」
電話を聞いていたのか、近くに居た奴に声を掛けられた。

「おう…アイツには呆れるよ…。昨日来なかった理由は女だとよ…」
「………それって……鷹女(タカオンナ)のことか…?」
何かを思い出したように、呟いた。

「鷹女?」
「昨日ここに来る前友哉見掛けたんです。そん時、鷹の刺繍の入ったスカジャン着た女と歩いてたんスよ。まぁ、女の方は興味無さそうだったんスけどね…」
「鷹のスカジャン…望夢か?」
「知り合いっスか?」
「おぉ、多分な。お前、湘葉卒だったよな?」
「まぁ………そうっスけど」
「今年、湘葉に女入って来たんだ。ソイツが望夢だよ。多分友哉と一緒に居たのも望夢だろうよ」
「望夢…」
「そ、織田望夢!仲良くしてやってくれよ、"シュウ"」
「ヘーイ( ̄〜 ̄)」

興味の無さそうにシュウと呼ばれた男は返事をした。