LOVE〜強さに隠した涙〜



「チッ( ・ε・)せっかく望夢と喋ってたのに…」

ブツブツ文句を垂れながら、キャッチを拾う。
通話ボタンを押すなり、どデカイ怒声が聞こえてきた。

《バカ!お前何で昨日集会来なかったんだよ!》
「うわっ!何スか駿さん…」
《何スかぢゃねぇっての!!》
「スイマセンって…ちょっと急用ができて…」
《女か?》
「ま、まぁ…」
《ったく、また女かよ…ハァ》
「そんなデカイ溜め息吐かないで下さいよ…」
《出るわ、普通!女で集会来れませんでしたなんて言うバカ、どこ探してもお前しか居らん!》
「そんなぁ〜♪褒めないでくださいよぉ♪」
《褒めてねぇし!!馬鹿か》
「バカぢゃねぇっス!アホっスよ!!」
《変わんねぇし…》
「変わる!」
《あぁ〜ハイハイ…分かったからぢゃあな!今度の集会はサボんぢゃねぇぞ!!》

これ以上言い返すと、永遠に終わらないと察知し、一方的に電話を切った。
次は、サボるなと念を押して…。