金髪ヤンキーと保健室の変人は。




[か、帰ろうぜ(気味わりぃ‥)]



ザ、ザ、と男達が去っていく
音が鳴りやむと

あたしは体育座りをして
寒さをやわらげる。



(あ、息白い。)



手を暖めようと吐き出した息は
白い。



[あっれー?そのジャンパーって
準の?]



聞き慣れた名前にフッと

後ろを振り返るとそこにいるのは
小柄な可愛い系の男。