金髪ヤンキーと保健室の変人は。




――‥‥



[意地でも口開かないんだ?]



無機質な声。



[噛んじゃうよ?]



ばかなあたしでも分かる。

逃げなきゃいけないことくらい
分かってる。

でも‥足が動かない。



[‥‥ッッ!]



言葉通りあたしの唇を噛んだ
輝。