金髪ヤンキーと保健室の変人は。




前髪をちょんまげにして
切れ長の目を嬉しそうに

細める姿につい胸が高鳴る。



[まぁ、入れや。]



[言われなくても入るんで。]



絶対、汚いであろうと
思ってた部屋は

すんごい綺麗で

唯一、予想通りだったのは
先生の服装だ。



[ジャージ好きなの?]



[楽だからな]



[先生って彼女いないでしょ?]



[‥‥余計なお世話だっての。]



へぇー、彼女いないんだ。


ふーん‥良かった。


ん?

んん!?

あたし今、良かったって思った?
思ったのかっ?


よし、一旦落ち着こう。