金髪ヤンキーと保健室の変人は。




[僕はっ‥神崎さんが好きだから
そんなことしたくない!!
‥あの人を傷つけるな!!]



美胡が好きだから?



[傷つけるな?傷つけるつもり
なんてねぇよ。取り返すの。
お前もう帰っていいよ
胸クソわりぃ]



俺の言葉を聞いた瞬間
ダッシュでメガネは逃げていった。



[ふー‥]



灰色の空に煙を吐き出せば

虚しさだけが俺の体に
のし掛かってくる。



[学校‥行くか。]



停学処分も解けたし。


学校になら美胡がいるから

赤いピアスをしてない美胡が‥ー