[はい、おしまい]



[へっ‥‥?]



[なにそのお預けくらった犬みたい
な顔。もっとシてほしかった?]



ネクタイを緩めながら
そう言う先生を睨んでやれば

「全然、怖くねーよ」と
一蹴されてしまった。



[せんせっ‥ガラガラ!!



あたしの声をかきけすように
開いた保健室のドア。


‥‥誰?