金髪ヤンキーと保健室の変人は。




(‥‥本当綺麗な顔してるなー)



そんなことを思いながら
先生を見つめていれば、

いきなり誰かに頭を叩かれた。



[美胡ちゃーん、暇ー。]



[‥‥あっそ。]



[もう冷たいなー。もっと俺に
かまってや、隣なんやし]



ぶーぶーと唇を尖らせながら
そう言うのは、

あたしの頭を叩いた張本人の
八城(ヤシロ)くんだ。