金髪ヤンキーと保健室の変人は。




――‥‥



美胡side



[先生‥‥。]



何を言えばいいのか分からない。


眉をさげてコチラを
見つめる先生が

今にも壊れてしまいそうで。



[初めて美胡を見た時、似てるって
思ったんだよ その時の俺の目と。]



[そう、だったんだ‥。]



[‥‥美胡が大事になるほど
失ったらって考えちゃってさ、
怖くてたまらなかった]



強そうにみえる先生は
本当は、すごく脆いのかもしれない。