金髪ヤンキーと保健室の変人は。




凖side



"お兄ちゃんおかえりー"



[‥‥‥ッッ!!]



その夢の中の懐かしい声に
布団から起き上がって

シャツの上から胸元を
ぐっと強く掴む。


荒い息を深呼吸で整えて
はぁー、と深くため息をついた。



[‥‥ん?どうしたの、先生。]



布団からちょこんと顔をだして
コチラを見上げる顔に

ゆるりと頬が緩む。