金髪ヤンキーと保健室の変人は。




[ちょっとトイレ行ってくるね]



早足で教室から立ち去ると
トイレではなく

保健室にあたしは駆け込んだ。



[せ、んせ‥‥どうしよっ
あたしっ‥]



[まぁ、とりあえず落ち着け。
な?]



ぽん、とあたしの頭のうえに
手をおく先生に

不安の糸がプツリと切れて
ぶわっと目から涙が
溢れでてしまった。