金髪ヤンキーと保健室の変人は。




[あぁ。]



[じゃあサヨナラ]



女の顔は見えないけれど
きっと悲しい表情に違いない。


なんだろなー
なんか胸イタイ。



ガチャリ、とドアが閉まる音と
一緒に押し入れから

出たあたしは、



[先生、あたしがいなかったら
あの人 送ってたでしょ。]



そう素っ気なく問いかけてみる。