金髪ヤンキーと保健室の変人は。




[先生ドS]



むっとした表情でそう言えば
先生は「自覚してる」と

あたしの髪を撫でながら言った。



[で、キスは?]



忘れたと思ってたのに。



[また今度にする!]



[俺が許すと思う?]



許さないですよね、はい。



(がんばるんだ、あたしっ)



チュッ‥‥



鼓膜に響く小さなリップ音。