金髪ヤンキーと保健室の変人は。




[‥分か、んない]



あたしがそう答えれば
先生は満足そうに笑って、

あたしの腰に腕をまわす。



[美胡、自分からキスしてみ?]



[無理!!
あたし下手かもしれないし]



そんなの恥ずかしくて
できないっ



[誰も、そんなエロいキスしろって
言ってねぇけど?]



先生はそう言って
ニヤリと口元に弧を描く。

‥まんまとはめられた。