「やめろ〜!!」
『この2人の幸せを願います。』
ピンポンパーン。
忍が紙を貼り付ける。そこには〔靴下はまだいいが、パンツは止めた方がいいと思う。〕と、零以上に暴露していた。
「もう俺達2人だけになっちゃったよ、悠斗。」
「つ〜か、忍が鬼って聞いてねぇ〜ぞ!?」
惨劇を目のあたりにして、2人は冷や汗を流していた。
「俺だって聞いてない…。まあ、とりあえず制限時間まで逃げ切ろう。」
「まったく…。マジで何しに来たんだよ、忍は。」
「遊びに来ちゃダメなの…………?」
「そんなこと言ってねぇよ。なあ、直樹?」
「ああ。久しぶりにスリルが…………え?」
直樹が振り返る。そこには忍が立っていた。
「うおおおおお〜〜!!!」
直樹が全力で走り出す。
「は?おい、直樹!どうしたんだよ?」
「私がいたからだと思う………。」
「え?うわぁぁぁぁぁ!?」
忍に足払いをされ、悠斗は倒れる。仰向けに倒れる悠斗の腹に馬乗りする忍。
