牛乳と猫スーツ。




「ッ!?」




冷子は沙羅の隣まで飛ばされた。







「この私が押し返された…?ありえない、ありえないし…ありえないし…ありえないし!!」




怒りに満ちた顔で蓮を睨みつける。







「テメェ…ブッ殺してやる!!」




蓮へと突進して、雨のような突きを浴びせる。








「いい速さ、それに正確だ。会長になれる強さを持ってるな。」




突きをかわしながら言う蓮。








「オラ、オラ、オラオラァァ〜!」





「だが短気すぎだ。」





「黙れ!かわすのがやっとのクセに!!」





「そう見えるか?」




クスッと笑う蓮。







「テメェ!マジで殺―――」





蓮に斬りかかろうとした冷子の体に鎖が巻きつく。そして後ろに引っ張られた。その鎖は沙羅の制服の右袖から出ていた。






「バカ沙羅ぁ!何しやがる!!」





「バカはテメェだろ!今飛び込んでたら、斬り刻まれたのお前だ。2人一組で行動中は連帯責任なんだぞ?テメェが死んだら、私がお仕置きされんだよ!今日のとこは引き上げる。」




沙羅はわめく冷子を抱えながら、後ろに控えていた反乱軍と共に引き上げて行った。