「蓮、すまんが反乱軍が攻撃してきた。向かってくれるか?」
「はい…。」
蓮は鞄から戦闘時に着る黒いコートと銀狼を持って部屋から出て行った。
「あの蓮が動揺するなんて…。」
アルフォードは写真を取り、そこに映る女の子を見る。
「何者だ?この少女は…。」
…………………。
…………。
……。
【ロンドン北部・平地】
そこには政府軍と反乱軍が激しい銃撃戦を繰り広ろげていた。
「もうすぐ応援が来る、それまで持ちこたえろ!」
『おおおおお〜!!』
政府軍が奮戦する。
「あはっ☆頑張っても死ぬんだからさ〜。動かずに私に殺されちゃいなよ。」
突然、政府軍の後ろに日本刀を持った女の子が現れた。
薄い紫色のロングヘアーで、ウエストの位置に3つ黒のラインが入った白のシャツにチェックのスカートを着た女の子だった。
「クククッ…。死んじゃう前に聞きたいんだけど、『北の狼』ってヤツが来てるはずなんだけどさぁ〜。あんた達知らない?」
茶髪でツインテールにしており、長さは腰の位置まである。
紫髪の女の子と同じ服装だが、ボロボロで、白いブラジャーが少し見えるくらい破れており、スカートの下にダボダボのジャージをはいている。
