「(やはり本土にはいないか。まさか虎閃に?いや、考えすぎか…。今はじいさんの依頼が先だしな。)」
蓮は赤いバイクに乗り、空港へと向かった。
【無名空港】
荷物を持ってフロントへ歩いて行く。
「イギリスから迎えが来ていると思うんだけど。」
蓮がSSC(4…部活と仲間参照)を女性の係員に見せる。カードには蓮の写真や生年月日、ランクSSS、そして契約国の欄にイギリス政府と書かれていた。
係員はカードリーダーにSSCを読み込ませる。
「確認が取れました。アルフォード・ヴィストレア様より、神崎蓮様へ迎えが来ております。別の係員がご案内いたします。」
すぐに男性の係員が来て、蓮を案内して、蓮は飛行機に乗り込む。普通の飛行機よりは小さいが、人1人には広すぎる大きさである。
窓から外を見ると、護衛機である戦闘機が見えた。
「私は大統領か?」
鼻で笑いながら、アイマスクを付け、座席を後ろに倒して、蓮は眠った。
…………………。
…………。
……。
【飛行機・操縦席】
[ここからは英語ですが、読みづらくなるので日本語にしています。]
「寝たか?」
操縦機を握る男が言う。
