牛乳と猫スーツ。




「豹雅、私は負けたのよ。私達は鳳凰は龍堂とその同盟校には攻撃しない。」




傷が治っていき、円は鞘を拾い、刀を収めてゆっくりと歩き出す。






「これより討伐部隊を迎え撃つ。豹雅、あなたは部隊を指示して。龍堂、セントリーと共闘してもかまわないわ。」





「お前はどうする?」




「私の戦いを汚した老いぼれに罰を与えなきゃね。」




そう言って、円は高台へ上り、自分のバイクに乗って、どこかに行ってしまう。







「これより迎撃態勢を取る!龍堂とセントリーに討伐部隊が来ると知らせろ。3番隊は刹那達を迎えにいけ!」





………………………。





……………。





……。






日が沈み、暗くなった道を一台のバイクが走っていた。






「本当にこっちでいいのか?」





「ええ、間違いないわ。前に周辺情報を聞いたとき、研究所跡地に微弱な生体反応を感知したって。おそらく政府の人間がいると思う。」





「でも他にも施設はあるけど…。」




「北側に政府の人間がいること自体がおかしいの。怖い狼がいるからね。」




そして2人は研究所跡地に着く。