「見慣れたし、見たくないから言ってるんだ。というか、お礼なのに金を取るな!」
「チラ見1回で3万ね、ガン見は10万。」
「高いわ!!」
戦場とは思えない2人のやりとりに、周りの者達が笑う。
「笑ってるけど、あんた達もお金払いなさいよ。ほら。」
自分でスカートを上げる。ちなみに白色です。
『ええぇぇぇぇ〜!?』
「今月ピンチなのに〜!」
「俺、昨日バイク買ったとこなんだけど…。」
「会長のパンツ見れた〜!」
「うわっ!白だった!いつも黒なのに、めちゃレアじゃん!写メ撮ればよかったぁ〜!!」
驚きの声が上がり、悲しみの声や、中には喜びの声が聞こえた。
「はい、おなじみの徴収箱。早く金入れなさいよ〜。」
『今かよ!!?ってか持ってきたのかよ!!』
豹雅を含めた全員がツッコミを入れる。
「つべこべ言ってんじゃないわよ。早く入れなさい、手持ちがないヤツはコンビニで下ろしてきなさい。持ってないヤツは今すぐ日雇いのバイトに行け。」
『理不尽だぁ〜!!』
そんなことをしている間にも、前線は総崩れしていた。
