牛乳と猫スーツ。




「彩華!あんた、悠長に話しとる場合やあらへんで!緊急事態やで!強大なライバル登場なんやぁ〜!!」




彩華の両肩を掴みながら言う。






「真里香ちゃん…気持ち悪いよぅ……。」




寮からのダッシュで疲れている状態で体を揺すられて吐き気を催す彩華。





「ああ…すまん、すまん。」




「う……ぷっ…。」




彩華は手で口を押さえながら、ゆっくりと深呼吸する。






「ところで…何が緊急事態なの?」





「そや、あれ見てみ!」




真里香が教室の端を指差す。






「ほへ?」




指差す先を見る。そこには楽しそうに話す直樹と遥がいた。





「なんじゃありゃ〜!!」



髪をかきむしりながら叫ぶ彩華。






「ちょっと彩華!私の真似するんじゃないわよ、出演回数減るじゃない!」




「ご、ごめん、真里香ちゃん。」






「でも気持ちはわかるわ、私も同じ反応したから。」




ポンポンと軽く肩を叩きながら言う真里香。それと同時にチャイムが鳴った。





………………。




………。




…。