「(こいつが風紀委員長…。姉と違って隙だらけね、いつでも殺(や)れるわ。)」
心の中で呟きながら真里香を見ていた。
「真里香、席順ってどこで見るの?」
「それなら教卓の上に書いてる紙があるわよ。」
「ありがと。遥、行こうか。」
「うん。」
2人は教卓へ歩いていく。
直樹の席は窓際の一番後ろ、遥はその隣だった。
「隣だな。」
「そうね。」
そしてまた顔を赤くする2人。
「な、直樹…。私、そんな子聞いてないわよ……。」
2人を見ながら言う真里香。
「真里香、なんで母親目線なんだ?」
「私以外にそのポジションがいなかったらしいわ。」
「誰が言っているだ…?」
「作者。って、そんなことより!緊急事態よ!!何なのあの子は!?大人しくて、優しそうで、頭良さそうな眼鏡っ子は!?彩華と正反対じゃない!男がそんな子を放っておくわけあらへんやろ〜!!」
頭をかきむしりながら叫ぶ真里香。
「真里香、関西弁になってるぞ。」
「そのツッコミも飽きてきたっちゅ〜ねん!なんや?私の関西弁は、この作品の天丼ネタか?ほなら私は優遇されとるやないか〜!あ〜はっはっは!!」
「こんなの真里香じゃねぇ…。」
膝をつきながら、うなだれる悠斗。
「あっぶな〜い!遅刻するとこだった〜。」
肩で息をしながら立っていたのは彩華である。
「おはよ、みんな早いね〜。私なんて―――」
