とりあえず猫スーツが止まっている間に、走り出して部室に向かう2人。
「なんとか逃げれたけど、早くプリン持って帰らないと…。」
「でも倒してみたくない?昔の兄貴のコピーだけど、妹の身としては乗り越えたい壁なんだよ!」
彩華が目をキラキラ輝かせながら言う。
そんなこんなで部室に到着。
「あった!牛乳プリンだ。彩華さ――――」
彩華の方を見ると、黒板の裏の武器を漁っていた。
「よし!コレだ!!」
「『コレだ!!』じゃないよ。そんなバズーカ持って…。」
彩華はラヒュタに出てくるバズーカのような物を持っていた。
「コレはM79。単発式グレネードランチャーだよ〜。」
「いや名前を聞いてるんじゃなくて…。危ないから!別館が壊れるって!」
「大丈夫、大丈夫〜。頑丈だから、この学園は。一応、最終手段だから〜。」
笑いながら、武器と弾を装備していく彩華。
「直樹くんも一応持っとけば〜?」
彩華に銃を渡される。
「なんかドラマなんかでよく見る形っぽいけど…。デカいね…。」
「50口径、デザートイーグルだよ。安全装置は片手じゃやりにくいから気をつけてね。さて、そろそろ行きますか〜。」
直樹は安全装置をかけて、ポケットな入れた。
「それより、プリンどうするの?持ったままじゃ戦えないし、ポケットの中に入れて動いたらグチャグチャになりそうだし…。」
「そだね。じゃあ、食べてから行こう〜。」
プリンを食べ終えて、部室を出る。
「もっと味わって食べたかったよ…。」
「まあ、気を落とすなよ〜。」
ポンと彩華に肩を叩かれる。
