「なんでグランドの中心にラグビーのポールがあるんだろうね〜。」





「たぶん悠斗が抜いたんだと思うよ、彩華さん。」




グランドを見ると、朝見たときと微妙に違っていた。






「なんでラグビーのポールがゴミなのよ!!」




「ずみまぜん…。つい出来心で……。」




謝罪の間も蹴られ続ける。見事なハイキックだ(残念ながら、今日は体操服なので見えません。)






「出来心〜?なら私も出来心でお前を殺してやろうかしら!」





「ごべんなざい…、もうじまぜん…。」




哀れな友人の姿だった。







「今日はもう帰ろう。」




彩華と優華も頷き、自分たちの部屋へ戻った。






日が沈むまで、悠斗の謝罪は続いたらしい…。