そんな中、氷よりも小柄な女の子2人が弁当を食べ終えて紅茶を飲んでいた。
「食後のミルクティーは最高です〜。」
かなり長い赤髪をお下げにして、左肩にかけている女の子が微笑む。
「おいしいね、お姉ちゃん…。」
姉とは逆で、少し短いお下げを右肩にかけている。
「おや?あれは…ま〜ちゃんに、ゆ〜ちゃんなのです。」
近づいてくる真里香達に気づいて、姉が手を振る。
「睦美(むつみ)先輩、初美(はつみ)、部隊報告書を持ってきました。」
2人にプリントを渡す真里香。
「サンキューです!」
「ありがとう、真里香ちゃ――――――ッ!?」
直樹を見て、初美はびっくっと驚く。
「す、すいません。俺、たまに訓練に参加させてもらっている阿部直樹です。」
驚ろかせてしまったのを謝ろうと、直樹は初美に近づく。
「ダメ!直樹!」「離れろ!直樹!」
真里香と悠斗が直樹を止めようとする。
「え?」
しかし、すでに遅かった。直樹は初美と握手しようと、彼女の目の前にいた。
「イヤ〜〜ッ!!男ぉぉ〜!!?」
「ぐはぁっ!??」
プロボクサー並みのアッパーをくらい、直樹は数メートル吹き飛んだ。
「な、なんで…。」
「悪い、言うのが遅れた。初美は男性恐怖症で、見知らぬ男が近づくと攻撃しちまうんだ…。」
「そういうのは早く言ってよ悠斗…。」
