牛乳と猫スーツ。




妹の将来が不安な蓮だった。




食事を終えた2人はリビングでテレビを見ていた。






「よし、そろそろか。」




そう言って、蓮がゲーム機を持ってくる。







「なにするの!」




嬉しそうに彩華が尋ねる。





「少し待ってろ。」





数分後…。





ゲーム機から伸びたコントローラーは、正方形のシートで十字キーのマークがあった。






「もしかしてダンスゲーム?」





「このゲームの全曲ベリーハードをクリアしろ。水と塩はここに置いておく。」




持ってきた椅子の上にペットボトルに入った水と、油性マジックペンで、はっかったの塩と書かれたビニール袋を置いて、蓮は食事した隣のダイニングルームのテーブルで生徒会の仕事を始めた。




「ううっ…。私…アクションやロープレは好きだけど、ダンスゲームは専門外なんだよね。」





とりあえずやってみることにした彩華。





Ready?




GO!






「ええぇぇぇ〜!!?」




スタートした瞬間に彩華は驚く。





大量の←↓↑→が上がってくるのだ。






「ちょっと、ちょっと待ってよ〜!?」





Bad。Bad。Bad。Bad。Bad。Bad。







GAME OVER。




テレビのスピーカーからブーイングが聞こえてくる。