牛乳と猫スーツ。




「えっと…その……。」




真剣な目の蓮に、実はお菓子を主食に食べていたら、いつの間にか他の食べる量も増えていたとは言うに言えない彩華だった。





「まあ、そんな感じ…。」



とりあえず誤魔化しておこうと考えた。





「彩華がストレス…。優華にストレスを感じるわけがない、沙織も限度はわかっているし、エリーゼは食べ物以外では無害、真里香は悠斗とイチャイチャしてるだけ。ここから導き出されるのは………ヤツか。」




何かの結論を出した蓮が猫スーツを取り出す。





「ちょ、ちょっと兄貴!?直樹くんは何も関係ないよ!」




蓮が武力介入しようと気づいたので止める。






「なんだ、違うのか。」




「そう、そうだよ!ただお菓子とかを主食にしてただけで――――――――はっ!?」




直樹を助けようとして、つい本当の事を言ってしまったことに気づいた彩華。






「ほう?お菓子を主食に。お前のことだ、優華の注意を聞かずにバリバリ食べてたんだろう。」




「えっ!?いや、違……。」




「違うのか。なら、やっぱり直樹か。」




再び猫スーツを取り出そうとする蓮。