真っ黒な排気ガスを出して、パンダ号・改は最大スピードで走る。
「これがパンダ号・改の真のスピードだぁ〜!!」
プスン。
「は?」「え?」
パンダ号・改が止まる。
「どうしたんですか、会長?」
「悪い、直樹。ガス欠だ……。」
「「あはは、あははははは〜!!」」
2人は笑った。笑えば何とかなりそうな気がしたからだ。
「さて、2人とも。ご同行願おうか。」
次狼に首根っこを掴まれて、蓮と直樹は連行された。
「大丈夫だ、直樹。俺が全て悪いと言えば、お前に危害はない。安心しろ。」
「会長…。そんな、俺のために……。」
「たまには会長らしいことしねぇとな。」
ニカッと笑う蓮を見て、思わず泣きそうになる直樹だった。
【生徒会室】
「雪、連れてきたぞ。」
次狼はドアを開けながら言う。
「フン!フン!おらぁぁ〜っ!!」
雪は部屋の真ん中で、蓮の顔写真を付けたサンドバッグを殴っていた。
「死ねぇぇ〜っ!蓮!!!」
ボスッと鈍い音と共に、サンドバッグの真ん中、人体で言うと鳩尾の部分に穴があいて砂が落ちる。
「ひぃぃぃ!?」
直樹は小さく悲鳴を上げた。
