「いや、誤解ですよ次狼さん!!」
「まあいい、言い訳は生徒会室で聞く!」
さらにスピードを上げる次狼。
「逃げるぜ!GO!パンダ号・改!!」
青ボタンを押してから、すぐに黄色を押す。一瞬フラつくが、蓮が立て直して走り出す。
「逃がすかぁ〜っ!!」
次狼は銃を撃ちながら走る。
「か、会長、大人しく謝りましょう!」
「俺は見回りしてるだけだ。何を謝ることがあるんだ?」
真顔で尋ねる蓮だった。
「止まれ、蓮!雪がお前の帰りを待ってるぞ!」
次狼が撃つのを止めて叫ぶ。
「ほら会長!雪さん許してくれるらしいですよ!投降しましょう!!」
「バ〜カ。直樹、お前は何にもわかってない。」
「え?でも帰りを待ってるって…。」
蓮の言葉に首を傾げる直樹。
「あの笑い方なら、1日サンドバッグで許してくれるはずだ!!」
「ほらな。」
「ああ…なるほど、わかりました。」
直樹は何度も頷いた。
「さあ、直樹。遊んでから怒られるか、途中で止めて怒られるか、どっちがいい?」
「遊んでから怒られます!!」
「よく言った!それじゃ、最大速度だ!!」
蓮が赤いボタンを押す。
