菫は御萩を1つ取り、向かい合わせに直樹の膝に乗る。







「ちょ、ちょっと、菫さん!?」





「なんだい?ああ、口移しの方がいいか。」




菫は御萩を少し口に入れて、顔を近付ける。






「うわぁぁ!?ストップ!ストッ―――むぐ!?」




手に持っていた御萩を口に突っ込まれる直樹。







「フフッ…冗談だよ。」





「モグモグ…。」





「おや?残念そうな顔だな。ならもっといいコトをしよう。」




そう言って、菫は直樹のベルトを外す。







「な、何やってんですかっ!??」





「い・い・コ・ト♪お姉さんが教えてあげるよ。」




スポッとズボンを脱がす。






「え…ちょ、ダメですって!菫さん!!」




直樹のトランクスを脱がそうとしたとき…。








「はい、ストップ〜。」





気だるそうな声が直樹の後ろから聞こえた。






「なんだ雪、早かったな。」






「まあね、優華も手伝ってくれたから早く片付いた。それより、アンタも飽きないわね。」





直樹を縛っている縄を外しながら雪が言う。







「助かりました、雪さん。」