ある日の日曜日。直樹は朝の修行を終えた後、エリーゼの装備の補充に付き合い、部屋まで運んだ帰りだった。








「ふ〜ん、ふふ〜ん♪」





少し開いた部屋のドアから鼻歌が聞こえてきた。







「(なんだろ?)」




女子の部屋なので悪いと思いながらも、直樹は部屋を覗こうとした時…。








「うわぁぁぁ!?」





直樹は一瞬にして拘束されて、部屋に引き込まれた。










【菫の場合】






「ふふ〜ん、ふ〜ん、ふ〜ん♪」





「覗こうしたのは謝りますから、縄を解いてくださいよ…菫さん。」





菫の隣で、直樹は椅子と一緒に縄でグルグル巻きにされていた。









「レディの部屋を覗こうとしたんだよ君は。謝って済むと思っているのかい?」





部屋にあるキッチンで何かを作っている菫が言う。









「いや、済むとは思いませんけど…。とりあえず服着てください!」





「着ているじゃないか。」




「エプロンとパンツだけじゃないですか!!」





直樹の言うとおり、菫はエプロンと下の下着しか身に付けていなかった。