【生徒会室】
そこにはお茶を飲む菫とパソコンで必要経費のチェックする雪、今さっき届いた荷物の整理する次狼がいた。
「ん?これ何だろ?次狼、ちょっと見てくれる?」
「どうした?」
「経費のチェック終わったから、領収書の整理してたんだけど…。」
領収書に見覚えのない物があり、雪は次狼を呼んだ。
「この80000円の領収書なんだけど…。激テーマパークって、この前閉館した遊園地よね?」
「ああ、そのはずだ。確かになんか届いてたな。」
次狼が言い終わると同時にバタンとドアが開く。
「ちょっと待ってろ、直樹〜。」
外に直樹を待たせて、チェーン・ソーとゴーグルを片付けた蓮が、自分と同じくらい大きな段ボールに入った荷物を軽々と持って生徒会室を出ようとする。
「ちょっと待て、蓮。その荷物のこと、俺達は何も聞いてないんだが。」
「ん?これか?これはな〜。」
嬉しそうに蓮が段ボールを開ける。
