今日も昨日と同じメンバーで仕事をすることになったので、とりあえず深見さんを部室に呼んだ。
「まずはこれを読んでくれ。」
蓮が深見さんに紙を渡す。
「あの…。これは?」
紙に目を通した深見さんが蓮に聞く。
「その紙に書いてあるとおりにすれば、相田と友達になれるし、ゆくゆくは恋人にもなれる。」
「でも…。ほんとにこんなことを…。」
深見さんは困った顔をしている。
「お前に足りないのは、一歩を踏み出す勇気だ。それに書いてあるのは、きっかけの作り方だよ。」
「はい…。やってみます!」
全員で中庭に移動。
相田は昨日と同じ場所で本を読んでいた。
「よし深見、作戦開始だ。」
「いってきます…。」
深見さんは相田の方にバレーボールを投げる。(オーバースローで)
スゴい速さのボールが相田に当たる。(顔面に)
「ぐべぇろ!?」
相田がベンチから3メートルほど飛んだ。
「大丈夫ですか〜?」
わざとらしく深見さんが相田に近づく。
