「君達、今授業中なんだよ。ハァ…ハァ…。」





恍惚の笑みを浮かべながらドMの誠司が注意する。








「ん?」





パソコンにメールが送られてきて、雪が内容をチェックする。







「蓮、仕事よ。」




後ろにいる蓮に見えるようにパソコンの位置を動かす。







「よし!いくぜ野郎共!」



食券をかき集めてポケットに入れて、窓から飛び出す。次狼達も後に続いて飛び出した。







「あはは〜!これって学級崩壊かな?ゾクゾクする〜!!」




生徒達が残念な目で見つめる中、誠司が黒板の前で自分の体を抱きながら震えていた。





………………………。





……………。





……。








【男子寮】




とある部屋の前に生徒会メンバーが立っていた。




蓮が人差し指、中指の2本立てると、次狼は銃を、菫は刀を、雪は部屋のマスターキーを出す。





次に蓮は2本立てた状態から親指を立てる。それと同時に雪がドアを開けて、蓮と次狼と菫が突入する。