カチンと刀を鞘に収める音が聞こえると同時に、彩華を拘束していたワイヤーが切れる。
「アヤカ、大丈夫ですカ!?」
「すみません姉さん、遅くなりました!」
エリーゼと優華が彩華に駆け寄る。
「エリちゃん…どうして?優華も…刀の鎖まで外して…。」
「何言ってるんですカ、エリーゼ達は新生徒会のメンバーデスヨ!」
「そうですよ、姉さん。姉さんがピンチの時に刀を抜かないでどうするんですか。」
「2人とも…。」
涙ぐむ彩華。
「俺も協力するって決めたしね。それと、なんか様子おかしかったしね。」
沙織と対峙するように直樹が彩華に背を向けながら立っていた。
「直樹くん…。みんな…ゴメンね……。」
彩華はこらえきれずに涙を流す。自分から手を離したにもかかわらず、彼等は来てくれたことが嬉しくて。
「そうか、直樹も仲間だったな…。」
少し残念そうに沙織が呟く。
