【生徒会長】
「沙織…本気ね。」
グラウンドの様子を生徒会室から見ていた雪が呟く。
「あいつの本気は久々に見るな。」
隣で見ていた次狼が言う。
「どっちが勝つと思う?」
「彩華に勝ち目は無いだろう。実力も経験も違う。それに彩華は銃の扱いは悪くないが、あの子は本来蓮と同じトリッキーなタイプだ。何か1つに執着すれば動きが単調になるからな。」
そして2人は視線をグラウンドに戻す。
「当たれ〜!」
両手に持ったマシンガン(P90)を沙織に向けて乱射する。
沙織はバトンを回すように弓に付いた刃で銃弾を弾き飛ばす。
「これならどうだぁ〜!」
M79グレネードランチャーを撃つ。ドシュッという重低音と共に榴弾を発射する。
「武器に頼りすぎている。」
矢をつがえて放つ。それは榴弾に当たり、グラウンドの中央で爆発した。
「チッ…。次!」
チャンバーから空薬莢を捨てて弾を込めようとする。だが、正面の煙の中から矢が飛んできて武器を弾かれる。
とりあえず逃げようと右足を踏みだそうとすると、ズボッと右足が地面にハマる。
「何これ!?抜けない!」
どんなに足を引っ張っても抜けなかった。
「君が来るのが遅いから少しグラウンドに細工させてもらったよ。」
煙の中からゆっくりと沙織が歩いてくる。
【グラウンド・側面】
「彩華〜っ!!」
見かねた真里香と悠斗が校舎から出てくる。
