「おはよ〜。」
チャイムギリギリで朝の修行を終えた直樹が入ってくる。
「ん?どうしたの彩華さん?」
「え!?なんでもないよ〜!早く席につかないと先生くるよ!」
慌てて自分の席に座る彩華だった。
「ん?」
直樹は首を傾げながら自分の席に向かった。
………………………。
……………。
……。
【放課後、グラウンド中央】
少し大きなケースを2つ持った沙織が1人立っていた。
「遅かったな。」
「ちょっと準備に遅れちゃった。」
彩華が完全武装といわんばかりに制服の上から至る所にホルスターを着けて銃を装備している。
「武器はそれでいいのか?」
「うん、いいよ!さおりんは?」
「さおりんって…。いつから君は私をあだ名で呼べる仲になった…。」
ガクッとうなだれながら沙織が言う。
「だってもうすぐ仲間になるし!」
「気が早いな…やはり蓮に似ている。私の武器はこれだ。」
ケースから出したのは折り畳まれた弓だった。アーチェリーで使われている物に似ているが、少し違う。色は黒で統一されており、ハサミのように開くと同時に、正面と端に2人づつ付いていた刃が出てくる。もう1つのケースには矢が入っていた。
