牛乳と猫スーツ。




直樹も定食を買って彩華の隣に座る。





「けっきょく今回の作戦は直樹の株を上げただけね…。」





サクッとパフェに乗っているウエハースを食べながら真里香が呟く。







「どうすればいいんだろ〜?直樹くんポテトちょうだ〜い。」





定食のフライに添えられているフライドポテトを1つ取って食べる彩華。






「今まで通り、根気よく口説いたら?」





「今度はガムにしようかな〜?」




そんな事を話ながら、反省会は終わり、次の日からは駄菓子をいっぱい持って行こうと決めた彩華だった。






そして次の日の朝のことだった。珍しく早く登校していた沙織が彩華に話しかけた。








「私に勝ったら、君の作る生徒会に入ろう。」




突然、沙織がそう言った。







「え?」





沙織に勝つ。それは恩を作るよりも難しいかもしれないと彩華は思った。





「試合方式は実戦、ルールは特にない。私に負けたと思わせたら君の勝ちだ。」






「わ、わかったよ。」






「日時と場所はどうする?私はいつでもいいぞ。」




「なら今日の放課後。今日は運動部は大半が大会だから、場所はグラウンドで。」





沙織はわかったと小さく頷いて、自分の席に座った。