「あん?」





〔真里香が元気でいますように。〕








「あはは…。いいカップルですな…。」






「……………。」





今にも湯気が出そうなほど顔を赤くした真里香がうつむきながらモジモジしている。








「ユウカは何書いたデス?」





「はい、私は…。」






〔みんなが幸せでいれますように。〕








「ユウカらしいですネ〜。」





「そうですか〜?」




てへっと照れる優華。








「直樹くんは?」





「こんな感じだけど…。」




〔楽しい日々が続きますように。〕







「直樹くんらしいね!」





「そうかな?」




直樹が言ったときだった。








『ハッピーニューイヤー!!』




周りの人達が声を揃えて叫ぶ。






「Oh!もう明けちゃいましたカ!?」





「まあまあ、何はともあれ…。」




6人が肩を組んで円になる。







「「「「「「あけましておめでと〜!!今年もよろしく〜!!!」」」」」」




彼らの新年が始まった。





しかし、この年が彼らにとって大きな変わり目となることを今はまだ知らない。