「え…?あ……は、はい!わ、私で…よければ。」
いきなりの告白に顔を赤くして驚くが、立ち上がって真里香は答えた。
「よし!それじゃ……。」
返事を聞いた悠斗は、真里香を抱き寄せて…。
「え?ちょ……ゆう―――ンッ!??」
強引ながらも、優しいキスをした。
「まぁ〜!」
優華はパチパチと軽く拍手をする。
「もぐもぐ…。」
エリーゼは黙々とお菓子を食べ続ける。
「………………。」
彩華は何が起こっているのかわからずに、ただ口を開けて2人を見ていた。
周りにいた女子生徒達がキャーキャーと騒いでいる。
最初は驚いてトントンと悠斗の胸を叩いていたが、優しいキスに真里香は目を閉じて悠斗に身を任せた。
「なんだってぇ〜!?」
ようやく状況を把握した彩華が叫んだ。その叫び声は寮に響き渡るほどだった。
「まったく…風紀のトップ2人が寮の真ん中で何やってんだか…。」
