牛乳と猫スーツ。




「そう言えば、凄腕の傭兵が来るって話があったが。」



眼鏡をかけた男が呟く。



「へっ!それは俺様のことよ!」




ヘラヘラした男が言う。






そしてヘリが着陸して男達が下り、蓮は最後に下りた。







戦争の後のように、崩れかけたビルや建物が並ぶ所に、すでに数機のヘリが止まっていて、国籍を問わず屈強な男達がいた。







1人の黒人が近づいてくる。




蓮と一緒に乗っていた男達が、ヘラヘラした男に「あんたの出迎えじゃないか?」と言って、ヘラヘラ男が自信ありげに前へ出る。









「ハロー!」





「A captain is after a long absence!(隊長、お久しぶりです!)」




ヘラヘラした男を素通りして蓮の前で敬礼する。





「Was Al cheerful?(アルか、元気だったか?)」



微笑みながら蓮が言った。




一緒に乗っていた男達は唖然としていた。
まさか凄腕の傭兵が子供とは思わなかったのだろう。





黒人に続いて何人もの俺達が蓮に挨拶にきていた。