「別にいいじゃない、同じ県の北と南でしょう?」
「停戦状態とは言え、蓮がいないときに、『南の代表』がいれば怪しむに決まっているだろう!!」
直樹達が見たことのないけんまくで叫ぶ菫。
「狙いはあの子達か…。」
「やっぱり女のときの蓮に似てるわね〜。裏の世界の事も知らずに、男とイチャイチャしちゃって。」
「あの子達には関係ない!それに裏の世界は、もう壊した。」
「政府のバカどもを排除しただけでしょう?」
フフッと黒いコートの女性が笑う。
「だったら…。」
『黒龍』を鞘から抜く。
「ここで全て終わらせる!」
刀を上段に構える。
「あなたのそういう仲間思いなとこ、嫌いじゃないわ。」
持っていた布を巻いた物を空に投げる。布は風に飛ばされ、落ちてきたそれは刀だった。
それを右手で掴み取り、鞘から抜く。
それと同時に、女性から圧倒されそうなほどのオーラが出てくる。
「鳳凰(ほうおう)学園、生徒会長。南部全高校代表及び県内全高校副会長、神谷円(かみや まどか)。」
長刀を下段に構える。
