牛乳と猫スーツ。




【寮・正面玄関】






「どこか行くの、彩華?」



「あ、師匠!」




雪に呼びかけられて、走っていた彩華は止まる。





「ちょっとデパートへ。」



「そう、少しじっとしてなさい。」




そう言って、雪が彩華の後ろに回る。





「はい、いいよ。」




雪はポケットから出したクシとリボンで、寝癖を直して、彩華の髪型をいつものポニーテールにしてあげた。






「ありがと、師匠!」



礼を言って、また走って行った。






「気をつけなよ!……って、もう行っちゃったか。」






【校門】




「アヤカ、どこ行くんですカ?」





彩華は走っていると、ブラブラしていたエリーゼに出会った。





「ちょっと直樹くんを捜しに行くの。」





「人捜しなら、このアイテムを貸してあげるヨ!」




そう言って、箱のような物を渡される。





「捜したい場所で箱を開けるんだヨ。後は説明書見てネ!」




「ありがと、エリちゃん!」




礼を言って、またまた走って行った。





「目指すはデパート!」



元気よく手を振りながら、彩華は走って行く。