後ろから彩華の声が聞こえて、振り返ってみると、極ミニサイズ彩華がいた。おそらく60センチくらいの大きさである。
「あ、彩華さん?そんなに小さくなって、どうしたの!?」
慌てふためく直樹。
「直樹く〜ん。」
振り返えると、同じサイズの彩華がいた。
「直樹く〜ん。」
「直樹く〜ん。」
「直樹く〜ん。」
「直樹く〜ん。」
「直樹く〜ん。」
どこからともなく、極ミニサイズの彩華が大量に出てくる。
「な、何なんだ!?」
「何を驚いているんだ、直樹。」
いつの間にか、目の前に蓮が立っていた。
「会長!小さい彩華さんが大量に!!」
「落ち着け直樹。あれは宇宙人だ。」
腕組みをしながら蓮は言った。
「はい?」
「これを使え。」
蓮に渡された物は銃(デザートイーグル)だった。
「それでヤツらを撃て!」
「でも、彩華さんですよ!?」
「バカ野郎!あんなものと彩華を一緒にするな!!ヤツらは凶暴だ、油断すると命取りだぞ!」
「こんなに小さいのに命取りなんて…。」
しゃがんで1人のミニ彩華の頭を撫でてみると、とても嬉しそうな表情をする。
「ほら会長、こんなに可愛――――――いったぁ〜い!!」
蓮に見せようと振り返えろうとしたとき、右足に激痛が走った。
「油断するなと言ったろ、ヤツらは的確に弁慶の泣き所を狙ってくるぞ!」
「なんて地味で悪質な…。」
痛みに耐えながら涙声で言う。
