ユニフィーネの悲鳴を聞いたナッシュは部屋へ行き、王子を殴った。
逆上した王子は剣を抜き、ナッシュに斬りかかった。





一撃をかわした後、もみ合いとなり剣が王子に刺さってしまったのです。





騒ぎを聞いて駆けつけた国王は、驚き腰を抜かしながら、ナッシュに死刑を言い渡した。






そして次の日…。





国の大広場でナッシュの磔(はりつけ)の刑が執行されようとしていた。




ナッシュの両脇にいる兵士が槍を構える。






ユニフィーネが何を言っても、国王は耳を貸しませんでした。






そして国王が刑を宣告した。





槍を構えていた兵士がナッシュの心臓を貫く。






「ナ、ナッシュ…?い、いや…いや――――――」





「うわぁぁ〜〜っ!?直樹く〜ん!!」



ユニフィーネの声をかき消すほどの声で彩華が叫ぶ。






「はいカット!!誰だ、神崎・姉(あね)を入れたのは!」




全ての窓に暗幕をした体育館の中で、メガネをかけた茶髪の男子生徒がカット言うのと同時に、辺りが明るくなる。






「すいませ〜ん、突破されました〜。」




入り口付近で数人の男子生徒が倒れていた。






「姉さん、どうしたの?」



ユニフィーネ役の優華が舞台端の階段から下りてきて、彩華に駆け寄る。